うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

考えないための3つの方法

 

はじめに

 

形あるものにとらわれて、形なきものを見失わないようにしたい、ほうじょうです。

 

今回は

 

むしろ、積極的に考えないための方法を書く記事です。

考えても仕方ないことなのに……とお悩みの方におすすめです。

 

思考停止と意識的な思考停止

 

先日、思考停止から脱するための記事を書きました。

以下の記事です。

 

utakatanoatosaki.hatenablog.com

 

なのですが、実は私、考えないほうが苦手なんです。

上の記事では苦手なことに対して思考停止してしまう。

それに対処したいという思いから書いたものです。

 

しかし、今回は別の方法をご紹介します。

 

その方法とは意識的に思考停止するということです。

哲学では意識的に思考停止することを

「判断停止」といいます。

 

意識的に思考停止ってかんがえづらいなあ、長いなあと感じている方は

判断停止と読んでみてください。

 

あと響きがかっこいいです。

個人的におすすめです。

 

考えないのが苦手な人の特徴

 

  1. 感覚が鋭い
  2. マナーや法律を常に意識している
  3. 考えていないと不安

 

以上の特徴はすべて私自身の性質から抽出しました。

この3つの特徴のうちどれか一つでも当てはまっている場合、

今回の記事はお役に立てると思います。

 

思考停止状態を意識的に生み出す3つの方法

 

というわけで本題に入ります。

私が実践している判断停止方法は以下の3つになります。

 

  1. 目をそらす・耳を塞ぐ
  2. 計画を立てて、実行する
  3. 3秒考えて、答えのでないものは永遠に答えが出ないと知る

 

見ざる・聞かざる・言わざる

 

基礎にして奥義です。

まず、見なければ考え始めません。

聞かなければ考え始めません。

そして、何かを言いたいと思えば、すぐに切り捨てましょう。

 

そもそも考えるきっかけを遮断するのです。

 

私の場合は道を歩く時、地面を見て歩きます。

 

昔、子供の頃は

「胸を張って前を見ろ」

そう言われていましたので、まっすぐ前を向いていました。

 

しかし、それだと非常に疲れます。

もう目的地に到達するころにはへろへろです。

 

そんなんだれもやってないじゃん?と気づいたため、

胸を張ってまっすぐ前を向いて歩くのはやめました。

 

前向かなくても十分人の動きは見えますし、危険なものがある場合は

その時だけ前を向けば良いんです。

 

常に胸を張ってまっすぐ前を向いて歩く必要はありません。

疲れます。

 

計画こそ判断停止の父

 

これも私の経験です。

 

私は2週間前まで計画を立てたことがなかったんです。

そして、計画を遂行したこともありませんでした。

 

ですが、計画を実行しているとき、

余計なことを考えずに済むことに気づきました。

 

前までは手当たり次第本を読んでいたのですが、

 

utakatanoatosaki.hatenablog.com

 

この計画を実行していくうちにどういう本を読んで、

どういうふうに時間を過ごすべきかわかるようになりました。

 

そして、掃除が捗るようになりました。

 

少し前までは掃除の時間すらももったいないと思いこんでいたのです。

そうした思考をこの計画は停止させてくれました。

 

そういうわけで計画をたてることは判断停止に役立つということです。

 

3秒の思考停止=永遠に答えの出ない問い

 

これは経験則です。

 

人間割と思考速度は早いもので、

わかっていることに関しては瞬く間に思い出すことができます。

 

しかし、わからないこと・知らないことに対しては全く脳が働きません。

 

そんな状態で考えても、時間の無駄です。

 

そういうわけで私は思考の3秒ルールを設定しました。

3秒考えて、答えが出ないものは永遠に答えがでないものと考えてましょう。

それは思考ではなく、単なる悩みです。

 

悩みは一人で考えても答えはでません。

一旦考えるのを切り上げましょう。

 

ちなみに考えるのを切り上げると言っても、

わかることを諦めるわけではありません。

思考を切り上げた後、本やインターネットで調べましょう。

それでもわからない場合は、人に聞きましょう。

 

そうすれば、今まで考えても答えのでなかった悩みを解消できます。

しかし、一人で考えても悩みは必ず解消しません。

あなたはその答えを知らないからです。

 

あなたの悩みはあなたの外の何かが解決してくれます。

悩みはあなた自身で解決するものではありません。

 

考えるのをやめましょう。

 

まとめ

 

さて、今回の記事のまとめに移ります。

 

この記事では、世間ではあまり語られない、考えないための技術を書いたものです。

 

実は考えないというのは非常に難しいことです。

余計なことを考えて、本当に考えるべきことを考えられなかったり、

辛いことを思い出して、自分を傷つけてしまったり、

 

考えることには実はデメリットが含まれているんです。

 

そういったデメリットを打ち消してくれるのが判断停止です。

 

思考停止は世間で言われているほど悪いものではありません。

思考停止の中にも意識的に行われるものがあります。

そのような思考停止を判断停止といいます。

判断停止は生活に役立つものです。

 

私の場合ですと、

 

駅構内で避ける素振りすらも見せない人に対して

ちょっと怒る気持ちが浮かぶことがあります。

 

しかし、そんなことを考えても無駄です。

むやみに自分を傷つけるだけです。

 

そのため、私は呼吸を整えます。

そして、駅構内でのマナーの存在を一旦忘れます。

 

そうすれば幾度となく押しよせる人の波に耐えられます。

 

このように判断停止によって余計な体力を使わずに済むようになりました。

 

この手段はぜひ皆さんにお伝えしたいと思い、今回の記事を書きました。

少しでも皆さんのお役に立てればと思っています。

 

皆さんの先行きに解決しない悩みが訪れないことを願っています。

 

読了ありがとうございました。