うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

哲学

クリスマス特集! 愛は有限かつ有償という話

ほうじょうです。 クリスマスなので愛のお話します。 今回は哲学とかではなくて、完全に個人的な宗教観のお話です。 しかも、よその宗教を批判します。 クリスマスにやることかと思いましたが、クリスマスだからこそやることだと思いました。 無償の愛に死ぬ…

なぜ共産主義は自分を科学と主張するか? 共産主義が宗教である5つの理由

各所に喧嘩を売るほうじょうです。 私は西洋哲学を信奉していますので、その観点から共産主義が そのほかの科学よりもより宗教らしいことを述べていきます。 ついでに全体主義と共産主義の構造が全く同じなのも申します。 共産主義者の方は申し訳ありません…

科学は宗教の一種だった!? 私達はなぜ科学と宗教を区別したのか

おはようございます、ほうじょうです。(現在23:30) 最近はずっと寒いですね……。 休日だとお布団から出るのも難しく、ブログを書き始める時間が大幅に遅れてしまいます……。 冬は厳しいですね……。 くまさん、冬ごもりですやすや気分なのに共感します……。 さ…

勉強できないのは信仰心のせい!? 科学の信仰の自由 科学と宗教の差 儀式編

隔日更新でゆとりの生活を送る、ほうじょうです。 みなさんは勉強は得意でしょうか? 私は得意・苦手がはっきりしているタイプです。 例えば、数学や歴史がものすごく苦手で、全然頭に入ってこないんですよね。 みなさんも苦手な教科はあると思います。 そん…

科学と宗教の差はどこにある? 教科書のドグマと小5の思い出

ほうじょうです。 隔日更新一回目はかねてより持っていた 科学と宗教はどこに差があるのかと、差なんてないじゃないかという疑念を書きます。 突然ですが、前置きしておきます。 実は私、科学と宗教の区別がついていません。 完全にアレな人に聞こえるでしょ…

フランスの暴動を見て 人は平和のために何人犠牲にできるか

平和がどれほど重いのか測ってみる、ほうじょうです。 フランスのほうで現在暴動が発生しているようですね。 ほぼ内紛一歩手前の市民暴動です。 仏 抗議デモ 野党「即刻 増税やめよ」事態打開の糸口見えず | NHKニュース このニュースを見て思ったのは平和と…

文系大学のあとさき 新制大学の現実と教育機関の限界

文系大学を卒業したほうじょうです。 せっかく大学を卒業したのに、就職活動で行き詰まる現状に対して理由を考えていきたいと思います。 結論から申し上げますと、 私は教養を身につけられておらず、教養とは何かも知らないことが理由ですね。 それに対して…

かつて文理は区別されていなかった! リベラルアーツと抽象的な日本の教養

教育にお金をかけなければならない理由がいまさら分かった、ほうじょうです。 今回は 国家や社会はどのような知識を求めているのか。 昔は文理が区別されていなかったけれど、なぜあえて分割したのか。 それを考えていきます。 それにあたって、以下の リベ…

文系学部は本当に消えるのか 文理の統合を問う

哲学科に通うことで理科系に対するまなざしを得ることができた、ほうじょうです。 今回は 文系学科が本当に消えるのかどうかの是非を 『文系の知とは何か? - 「文系学部廃止」の衝撃』 http://www.jst.go.jp/ristex/public/pdf/50_s.yoshimi2016.08.pdf と…

生活で相対主義を実践するための記事を6つまとめ

ほうじょうです。 試しに相対主義とは何かをまとめるための記事を作成しました。 今まで作成してきた相対主義の記事を一つの記事にまとめることで読者の方が 相対主義についてわかりやすくなるようにしたいと思います。 utakatanoatosaki.hatenablog.com 相…

人工知能が人を超えるとはどういう意味か? シンギュラリティについて

感覚器官に惑う、ほうじょうです。 昨今、人工知能の発達ににわかに世間が沸き立っておりますね。 私なども人工知能については幼少期のころより物語のなかで触れてきてまいりまして、 非常に興味を持っております。 ですが、残念ながら私には人工知能を作成…

哲学科卒業生が教える哲学専攻6つの心得

考えてしまう癖がある、ほうじょうです。 私はかつて哲学専攻に通っておりました。 そこで学ぶときに感じたことを今回記事としてまとめたいと思います。 本当に哲学専攻に進んでもよいのか悩んでいる方に一つの指標を提供できればと。 少なくとも、以下の6つ…

宗教と風土 『日本的霊性』覚書

気候変動が体調に直結するほうじょうです。 気候変動はものすごくつらいものです……。 なんでも気候の影響はどのような動物にも影響を与えているようです。 もしかすると、自分だけのものかと思っておりましたが、どうやら普遍的に気候は人々の体調に影響を与…

仏道修行としての座禅

思想と宗教切り離すのにどうすればいいのかわからない、ほうじょうです。 はー……。 宗教学楽しい……。 さて、前回、単なる休憩法としての瞑想をご紹介しました。 その中で座禅に触れたのですが、これはもともとは禅宗の修行方法。 心の中を空っぽにするための…

表現の拡散の自由はあるか? ゾーニングの可能性

はじめに ゾーニングとはなにか 知らない自由と公共の福祉 ゾーニングの成否についての議論はもっと活発に行われてもいい まとめ はじめに 自由とはなにか考える、ほうじょうです。 今回は 表現の自由において全く議論が進んでいない、表現の拡散についての…

シャルリー・エブドから考える相対主義と表現の自由 公共の福祉というくさび

はじめに シャルリーエブド襲撃事件 人を馬鹿にする自由 道徳における人を馬鹿にする自由 表現の自由は常にあるが…… 表現は傷つけた 傷つけられたものは表現に対して暴力を表現した 表現の自由におけるゾーニングの重要性 まとめ はじめに 正しさが暴力であ…

ディープエコロジーの矛盾 クジラだけがなぜ尊重される?

はじめに ディープエコロジー ディープエコロジーの相対性 えせディープエコロジー 即身仏 まとめ はじめに よくよく考えたら、生育環境からして相対主義者のほうじょうです。 今回は ディープエコロジーという生命に対する相対主義のお話をします。 そして…

倫理と実存主義 死ぬ権利などはないという絶望

はじめに 崩壊した日常で 倫理的な存在論としての実存主義 絶望の中で実存主義は生まれる 生きることに疲れ果てても まとめ はじめに 強迫的な倫理について考える、ほうじょうです。 今回は 実存主義について考えます。 実存主義とは存在してしまっているこ…

相対主義と秩序の矛盾 マナーを守らない人への対応

はじめに 相対主義の概要 相対主義と身体 相対主義と秩序 道徳と倫理 倫理的相対主義は身体に大きな負担をかける まとめ はじめに 実生活での相対主義の難しさを痛感し続ける、ほうじょうです。 今回は 生活で相対主義を実行するうえで最大の課題である、 「…

嫌な物事を受け入れること 倫理における相対主義と寛容

はじめに 倫理における相対主義 寛容と相対主義 寛容とはなにか リフレーミング 嫌悪感との戦い まとめ はじめに すべてを受け入れたい、ほうじょうです。 今回は 先日、考えた相対主義を応用して、 嫌なものを受け入れるという意味での寛容について考えてい…

幸福について考えずにすむことこそ幸福である

はじめに 「幸福は失って初めて気づく」 幸福について考えないといけないときはたいてい苦境 不幸がなければ幸福は自覚されない 幸福感は何らかの苦痛からの解放を意味する 実は苦痛なしの幸福こそが忌避されている よく生きるとは苦痛を享受したうえで成功…

刹那的な多幸感 恒常的な幸福 選び取る必要のある2種類の幸福

はじめに 多様な幸福のあり方 幸福感と幸福であること 薬物・快楽殺人鬼 「私は幸福だからほかはどうなっても構わない」 幸福である手段と幸福を得る手段 まとめ はじめに 形としてあるものと形としてはないものの同居について考える、ほうじょうです。 今回…

哲学の異端児 相対主義の精神について

はじめに ありとあらゆる文化 ありとあらゆる宗教 本来は発言権がなかった人たちのうめき声 相対主義の原理的矛盾 インターネットはすべての発言を等しく発信する 相対主義は哲学というよりも倫理に近い 相対主義は受け入れることしかできないがゆえに最も過…

宗教と実存主義の2種の劇薬 苦痛をオブラートに包むには?

はじめに 倫理は強制である 宗教と実存主義の差 偶像の有無 倫理のとらえ方の違い 実存主義が廃れた理由についての憶測 存在論における第一段階としての実存主義 実存主義に耐えるための装飾としての宗教 まとめ はじめに 時には形なき者同士をつなぎ合わせ…

哲学者卒業生が考える実存主義という劇薬

はじめに 39度の高熱が3日続くと…… 実存主義の役割 レヴィナス まとめ はじめに 苦しいことこそが存在であると思う、ほうじょうです。 今回は 実存主義についてアウトプットする記事となります。 39度の熱が3日も続くと思い出されるものが実存主義です。 uta…

哲学者は引きこもりか? 哲学科卒業生の失敗から考える

はじめに 「ドーナツの穴を残しながらドーナツを完食する」ための正攻法 一人で難題を考えても…… 対話 哲学者は引きこもれない まとめ はじめに 自分に囚われすぎないようにしたい、ほうじょうです。 今回は 哲学者は一人で哲学をできるかについて考えます。…

哲学科卒業生が考えるドーナツの穴を残しながらドーナツを完食する方法

ドーナツの定義とは? ドーナツの穴 はじめから作られた穴を残して完食する ドーナツの生地に穴を開けてしまう ミクロレベルでの穴 自分の世界から見てドーナツという穴を消し去る はじめから欠損しているものを残すということ まとめ はじめに 基礎基本へと…

銀行は虚業なのか? 安全というヒトの基本的な欲求から考える

はじめに クレジットカードは安心のために使う 安心にかけるお金 銀行・保険・証券 安心に対する欲求 まとめ はじめに 安心という形のないものにお金をかけたい、ほうじょうです。 今回は 虚業という形のないもの、安定していないものを売る業界に 銀行・証…

日本の神様事情から考える「お客様は神様」論の是非

はじめに 日本の神様のゆるさ お客様を神様と呼ぶのは自然 福の神も疫病神はどちらも神様 疫病神には丁重にお帰りいただく まとめ はじめに どこにでも神様はいるものだと感心する、ほうじょうです。 今回は 「お客様は神様」という物議をかもす言葉に対して…

あなたの信じるものを私は信じます 多神教を突き詰める

はじめに 偶像崇拝とは何か 一神教ではなぜ偶像崇拝が禁じられているのか 偶像崇拝を禁ずるのは不可能 私の信仰 日本人と新興宗教 まとめ はじめに 形ないものだろうが形あるものだろうが等しく信じている、ほうじょうです。 今回は 私の偶像信仰に対する考…