うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

あいさつ応用 おはようございますの6つのパターン

 

はじめに


基礎基本という形を重視するほうじょうです。

今回は

 

挨拶の応用として相手のあいさつに合わせる方法をご紹介します。

 

とにかく相手に好意を伝えることができます。

そしてミスをしたときに好意的に接してもらえる可能性を高めていきましょう。

普段のあいさつを工夫してミスしてもいいよねという雰囲気を作っちゃいましょう。

 

相手の話し方をまねする

 

あいさつの基本は相手のあいさつのまねをすることです。

しかし、真似すると言っても相手の話をオウム返しするわけではありません。

 

例えば、

 

「今日渋滞に巻き込まれてつらかったんですよ……」
「そうなんですね……」

 

といったように相手の語調に合わせて、こちらの話し方を調整するということです。

 

こうやって相手の語調や語尾をまねすることで相手は無意識のうちにこちらに好意を持ってくれます。

これを心理学の用語で「ミラーリング」といいます。

相手の雰囲気を真似することで相手の居心地の良さを作り出すことです。

 

 

おはようございますの6パターン

 

それでは今回は

「おはようございます」

という最も基本的なあいさつを例に挙げて、どのように相手に合わせるかを説明していきたいと思います。



同じ「おはようございます」でも大まかに分けて6つのパターンにわけられます。

以下の通りです。

 

「おはようございまーす……」
「おはようございまーす」
「おはようございまーす!」
「おはようございます……」
「おはようございます」
「おはようございます!」

 

以上の文章は本当に大まかなものですが、「おはようございます」と口にするならばこのいずれかに必ずあてはまります。

 

各パターンにおけるあいさつした人の体調

 

語尾に間がある場合

 

語尾を伸ばしながらも、さらに間を開ける場合は「……」というようななんとなく間を感じることになります。

この場合、そのあいさつをした方はほぼ確実に体調不良か悩みを抱えています。


特に気を付けてください。

 

そして、そういったあいさつをする方に対してはあいさつをまねしてはいけません。
自分も引っ張られてしまうためです。

 

その場合、相手にはあえてあわせずにいつもするようにあいさつをしましょう。

 

間がない場合

 

語調に間がないときは体調が普通か絶好調かのどちらかです。

無理をしている場合もありえますが、あいさつまで体調を取り繕うことができる人は非常に少ないです。

逆に体調不良を隠すためにいつもよりもあいさつが元気という場合もありえます。

これは非常に注意が必要です。

普段のあいさつの感じから推察するしかないからです。

そういった真面目な方相手にこそ気遣いが必要です。

 

しかし、普段の状態と違うあいさつをする方に対しては特に注目したほうがいいです。

ものすごく体調がいいか、体調が限界に近いかのどちらかだからです。

 

どちらにせよ、元気なあいさつ・元気すぎるあいさつには注意して、気にかけておきましょう。

 

要するにあいさつによってその日、その方がどういう体調なのかだいたいわかります


仕事の割り振り方や頼み方が変わりますので、他人のあいさつの仕方を見るのは非常におすすめです。

 

語尾が伸びている場合


「まーす」となっている場合は雰囲気を和らげたいという意図がある場合が多いです。
あえて語尾を伸ばすことにより緊張を和らげる効果があります。

 

この場合相手のまねをする価値が大いにあります。
相手の意図をくみ取っていると感じてもらいやすいためです。

雰囲気を和らげる効果を知り、こちらも雰囲気を和らげるべく対応しましょう。

 

本人が意図しているかどうかは関係なく、あいさつで語尾を伸ばすことで緊張していない感じを演出できるので普段のあいさつは語尾を伸ばすのがよいでしょう。

 

切るとしっかりとした印象を与える

逆にあいさつを歯切れよく行うことで相手にしっかりとした印象を与えることができます。
このようなあいさつをする方は根本的にまじめな方が多いです。


雰囲気を和らげるとかではなく、自分の芯を持っている方が多いため、こちらも芯がありますよと伝えるために語尾を切りましょう。

 

特に面接の場や朝礼などの改まった場では語尾を伸ばさずにするのがよいでしょう。
和らげるというよりもきっちりすることが意図される場合は、語尾を伸ばさないようにしましょう。

 

以上、あいさつの6種類のパターンを知るだけで相手の体調やどういう意図を持っているかが何となくわかるようになります。

相手の語尾や語調に合わせて、こちらもあいさつを返しましょう。


そうすれば、相手は無意識的にでも自分に好意を持ってくれていることをわかってもらえます。

 

常にミラーリングすべきとは限らない

今までは普段のあいさつを例に挙げてきました。
しかし、相手のあいさつを常にまねしていいわけではありません。

 

真似してはいけない場合の最たる例として面接の場合と怒っている場合を上げます。

 

面接の場合

 

面接官は可能な限り客観的に人を判断しようとします。

そのため、可能な限りあいさつに癖を作らないように務める傾向にあります。


この場合、あいさつで相手の体調を図ることは非常に困難になります。

 

ちなみに面接官の調子をまねしても協調性や元気がないということで面接に落ちます。

面接の場では相手の語尾や語調の変化に期待しないほうがいいでしょう。

 

怒っている場合

 

そして、怒っている人に対しては決して怒ったようなあいさつを返してはいけません。
相手がさらに怒ってしまうのに加えて、自分も怒りを感じてしまうためです。

 

怒っている人に対しては可能な限りなだめるように落ち着いた印象で受け答えするようにしましょう。
怒っている人に対してはあえて和らげるようにあいさつをしましょう。

 

「おはようございまーす」
ぐらいがちょうどいいと思います。

 

自分を保つためには怒りや悲しみに対して共感しすぎないようにしましょう。

 

さりげなく気遣う

 

相手に気づかせないほどの気遣いでも相手はなんとなくこの人は話しやすいなと思ってくれていろいろ話しかけてくれるようになります。

そうすれば、自分の悩みや仕事の相談をしやすくなります。

 

気遣いは相手に気づいてもらうためにするものではなく、自分が仕事をしやすくするためにするものです。

 

ちなみに相手もなんとなくこちらのあいさつの仕方を見ています。

今日は体調悪そうだから仕事を割り振るのはひかえめにしようとか
いつもあいさつが暗くて、接しにくいなと思われては損です。
あいさつのパターンを意識しましょう。

 

それぞれ微妙な違いですが、相手に合わせるということをすれば、相手はしっかりと答えてくれます。

 

まとめ

 

今回は自分があいさつをするときに気を付けていることをまとめてみました。

 

さて、あいさつで重要なのはその場その場で語尾や語調を変えることです。

毎朝の出勤では
「おはようございまーす!」
と元気な調子で仕事できますよアピールをしておきましょう。

 

そして調子が悪いときは素直に

「おはようございます……」

と元気ないアピールをしましょう。

 

そして、ほかの方のあいさつを観察しましょう

あいさつの感じでなんとなく体調が悪そうだとか悩みがありそうだとかがわかります。

おしつけがましくならないようにさりげなくフォローをしましょう。


きっと彼らはあなたに好意を持ってくれます。

 

そうすれば、ミスをしても相手が心安くフォローをしてくれるかもしれません。
非常時に備えて、人間関係に余裕を作っておきましょう。

 

日々のあいさつは最も簡単に人間関係の余裕を作ってくれます。

みなさんもぜひあいさつの6パターンを知って、実践してみてください。
きっと仕事のやりやすさがかわります。

 

あなたの仕事の雰囲気がよくなるように願っています。

 

読了ありがとうございました。