うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

面接はコミュ力? そんな大嘘まだ信じてるの? 発達障害者のための面接心得3条

 

おはようございます、面接をコミュニケーションの場と勘違いしていたほうじょうです。

 

私、広汎性発達障害を持っていまして、面接が非常に苦手なんですよね。

いつも話がずれているとか熱意を感じないとか言われてしまうんです。

 

それで最近やっとわかったんですが、面接ってあれ、コミュニケーションじゃないんですよね。

基準からはずれた人をはじくためだけに開催されているんです。

 

その意味ではもう発達障害という点で不利。

生まれの段階で面接は不利。

 

ちなみに私も苦手です……。

面接の言葉を聞いた瞬間に、まあ無理だけど何らかの奇跡が起こることを祈りながら、

親のために面接受けるかと思うぐらいには苦手です。

 

最初からあきらめムード。

それでも、いろいろ情報収集をして、面接対策をします。

 

「冷たい」

「熱意を感じない」

 

はい、無意味でした。

 

面接官の方は勘違いされています。

楽しいことは自然に言葉がはずむはず……。

はずみません。

私の場合は面接では一切はずみません。

 

気分はさながら卒業式。

一切の感情が表に出てきません。

 

ですが、面接というのは単なる足切り

会社のほうはざるですくって残ったものから選ぶという感覚で、

そこから零れ落ちてしまえば、論外なんです。

考慮すらされません。

 

だから、どれだけ世間一般の普通を心得ているか、

その会社の普通を心得ているかが重要です。

とにかく会社のざるに残りましょう。

 

要するに知識勝負です。

コミュ力は一切関係ありません。

面接とは仕事ができそうだなあという印象を与えるためだけに行われる儀式です。

 

というわけで、そんな儀式を乗り越えるために私が今までに学んだことを書き出していきます。

(怒りの宗教タグ付け)

 

 

 

面接は選別の場

 

面接はコミュニケーションという大嘘が世間に流布していますが、

それは完全に違います。

面接は選別の場です。

 

コミュニケーションをするのは面接を通ってからです。

 

お米をざるですくって、残ったものからいいお米を

選ぶとイメージしてください。

それが一番正確です。

 

会社のほうはざるですくわれなかったほうに一切意識を向けません。

純粋に一切考えるつもりはありません。

なにせざるに残ったほうを考えるので精一杯ですからね。

 

なので、面接はコミュニケーションなどではありません。

面接は儀式、しかも演技がうまい役者を選別するための儀式なんです。

 

それを心得なければ一切面接には受かりません。

私の踏んだわだちを皆さんがたどってしまわないように望んでいます。

 

面接はコミュ力ではなく知識勝負!

 

面接の場では仕事で役立つコミュ力などは一切必要ありません。

相手の評価基準を知って、そこから外れさえしなければいいんです。

 

面接官は優秀な人材を手に入れるためではなく、

絶対にとってはいけない人材を取らないようにしているだけです。

 

だから、その絶対にとってはいけない人材像をしっかりと理解しましょう。

例えば、身だしなみ。

髪が整えられていないとか、

服がしわだらけとか、

そういった印象で面接官は選別します。

 

面接官はこの人は優秀かとか全く考えません。

会社に入れても、問題が生じないかしか考えていません。

 

だから、面接では語ることを選別する必要があります。

 

面接は自分の心を偽ってなんぼ

 

私は強烈に素直で自分にうそをつくことに極端な苦痛を感じます。

客観的な事実を偽るのは当然いけませんが、

自分の心には積極的に嘘をついていきましょう!

 

例えば、「ほかに志望されている企業はございますか?」と聞かれたら、

思考停止で「ありません。御社に入りたいため、そのほかの企業への応募は差し控えております」という大嘘をふかしましょう。

 

もしかすると、ほかに面接を受けているかもしれません。

ですが、そんなこと面接官は知りません。

自らに拷問を科し、自分の心に大嘘をつきましょう。

 

自分のことを伝えるのは面接が終わってからです。

面接の間は心を嘘で塗り固めましょう。

 

面接というのは自分の気持ちにどれだけ嘘をつけるかが一番重要なんです!

 

役者たれ!

 

要するに面接で重要なのは演技です。

演技ができない人は会社の選別から外れます。

そのままの自分を会社は受け入れません。

 

人はだれしもコンプレックスを抱えています。

ですが、そんなものは完全に無視しましょう。

それが面接です。

 

どれもこれもあれもそれも面接を通り、入社してから始まります。

自分にどれだけ嘘をつけるか。

嘘をつきながら、客観的な事実を伝えられるか。

それが面接技術です。

 

理解しがたいかもしれませんが、そんな仕事には何の役にもたたない、

役者の技術を面接では求められます。

 

注意しましょう。

 

まとめ

 

発達障害者のための面接心得3条をまとめます。

 

  1. 面接はコミュニケーションではない
  2. 面接は演技の場である
  3. 自分に嘘をつきつつ、事実に嘘を混ぜない

 

今回はなぜ自分が面接に落ち続けてきたのかを考えてみました。

まず、一番の間違いは面接がコミュニケーションであると思い込んでいたことです。

 

面接は純粋に印象以外見られません。

面接官は評価基準を利用しながら、憶測で志望者をはじきます。

志望者の本当の能力など面接の場で知ろうとすらしません。

というか労力の関係で無理です。

 

だから、面接の場では会社にとっての普通の人を演じる必要があります。

決してコミュニケーションをとる場だと誤解してはいけません。

 

どうしても演技が面接が苦手な方向けにアドバイスを一つ。

 

面接官は自動的に音声を発するだけの壁です。

人の形をしているだけの壁です。

 

それぐらいの意識を心しなければ、

面接官は人の姿をしているのでコミュニケーションをとろうとしてしまいます。

 

違います。

面接官は人ではありません。

ざるです。

選別のためのざるです。

 

このことを理解して、面接官をおもんばかるのをやめましょう。

面接官をおもんばかったところで純粋に無意味です。

面接官は普段は人ですが、面接の場では人型の張りぼてです。

 

面接ではどれだけ自分の心に嘘をつけるかが重要です。

面接官はあなたや私の心を知りません。

嘘をつきましょう。

 

面接官は壁です。

自動音声を発する壁です。

 

志望者は人型の張りぼてに向かって演技をする必要があるのです。

そのために、人々は面接練習をします。

 

そこでおすすめなのは、家の壁に向かって面接練習をすることです。

実質本番です。

 

事実について偽るのはいけませんが、心を偽るのは面接において大歓迎なんです。

嘘にも種類があるんです。

 

この記事が面接に受からなくて、悩んでいらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。

ここまで読了ありがとうございました。

ぜひ面接官を高機能AI搭載の壁だと考えて、面接を受けてみてください!