うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

急ぐときこそ回り道 仕事を早くするための秘訣は正確性にあり!

 

はじめに

眼の前のものに囚われると歩みを止めてしまう、ほうじょうです。

 

今回は

 

焦るときこそ正確性を重視すれば、結果的に仕事を早くすることができる。

ミスをしないことこそ仕事の早さであるという話です。

 

正確性を意識すると……

 

突然ですが、私の趣味はタイピング練習です。

なんとか最近1分間に400打打つこともできるようになってきました。

 

タイピング練習をしているといつも思うのが、

正確性を高めないと早く打てない……。

そういう思いです。

 

タイピングにおける正確性を高めるために自分がやっていることを以下の記事にまとめておりますので、興味がありましたらぜひクリックしてください。

 

 

utakatanoatosaki.hatenablog.com

 

 

そこでタイピング練習の記事を書き終えて、ぼんやりと部屋を眺めていたんです。

 

そうしたら、きれいなものって形が同じなんだなあと気づきました。

文庫本は同じ出版社の文庫本ならば、統一されていますし、

シャープペンシルは手の大きさに合うようにほとんどが同じような長さですし、

パソコンなどの精密機器の内部などはミリ単位で同じ形をしているでしょう。

 

そこでふと思ったんです。

 

ほぼ同じものを作り出すこと、それを正確性と言うのではないかと。

 

お仕事では創造性を求められることもありますが、

大半は地味な作業の積み重ねだと思います。

 

その地味な作業を早くするにはどうすればいいか。

それはミスをしないこと。

タイピングと同じようにミスをしないように努めることこそが仕事の速さの秘訣なのではないかと思い立ちました。

 

というわけでミスをしないことでどのようなメリットが有るのかを確認していきます。

 

ミスを修正するのには時間がかかる

 

私は今ブログを書いているんです。

それでいつも一番時間がかかるのは

文章を修正するところなんです。

 

また用法を間違えてるよ、この人……。

前後の文脈が合わない……。

あーあ、また誤字だよ……。

うわあ、早さと速さの統一ができてない……。

 

数多くのミスを発見して修正していきます。

そうするといつの間にか文章が1.5倍に膨れ上がっています。

 

校正が一番労力がかかるのです。

 

しかも、変換ミスを修正するためにはバックスペースを押す必要があります。

バックスペースを押して、消して、また書き直す。

 

それをすれば単純に労力は2倍です。

 

つまりミスをしている間は単純に半分の速度で文字を書くことになります。

だから、私は一番時間を取るのは調査の時間などよりも

ミスを修正する時間だと思うのです。

 

ちょっと脇道にそれます。

 

昔工場見学系の番組をテレビで見たことがあります。

不良品を排除するための監視をする人がいるゾーンを見るたびに

機械ですらもミスをするんだなあと思っていました。

そして、機械のミスを修正するために企業は何人もの人を雇っている。

 

つまり、ミスを修正するのは非常に大きな労力がかかるわけです。

企業などは底に大きな労力をかけることを当然だと思っている。

 

ですが、ミスを減らすことで修正の時間が減れば、仕事の時間は早くなります。

 

一番コストが掛かるのはミスの修正。

ならば、そのミスを減らすことに時間を掛けることは

ミスをして修正するコストに比べれば少ないものなのではないでしょうか?

 

タイピング練習を何度も続けていくうちに

打ち間違いが多い時、速度が下がっていることにも気づきました。

修正する必要がない、タイピング練習ですらもミスは時間を多く取ります。

 

そのため、ミスを減らすための努力やコストは

ミスをするよりも少ないものなのではと思います。

 

ミスに気を取られないこと。それこそが仕事の速さの秘訣です。

 

ミスをしない努力こそが速さの秘訣である

 

それでは、具体的な話に移りたいと思います。

ミスをしないようにと言ったって、何をすればいいかわからない……。

すべての仕事にミスはつきものだろう?

 

ですが、やはりミスを防ぐのが一番仕事を早くすることができます。

労力も減りますからね。

ではミスを防ぐためには何が必要でしょうか?

 

計画を立ててミスを減らす

まずは計画をたてることです。

計画をたてることはよくよく考えると何かを生産しているというわけではありません。

しかし、ミスを防ぐことができます。

だからこそ、計画に対して私達はコストを掛けるのです。

 

良い計画はその作業に取り組む人のミスを減らしてくれます。

ミスが減れば、その分速度も早くなります。

特に長期的な計画であるほど、ミスを減らすメリットが増えていくでしょう。

 

体調を整えてミスを減らす

 

次に適度な休憩をすること。

ミスをするのはある程度仕方のないことです。

私達のベースは動物で、疲労すればミスが増えてきます。

 

疲労しているときに仕事を進めるのは全く効率的ではありません。

ミスが増えれば、単純に仕事は半分以下の速度になります。

特に大きな会社になれば、上司への報告などでさらに労力が増えてしまうでしょう。

 

まずはミスを起こさないように体調を管理することが重要です。

なんか上司が休憩を取らないように目を光らせているといった場合でも、

様々な手段を駆使して、休憩をしましょう。

 

一応参考程度に過去記事を貼っておきます。

 

utakatanoatosaki.hatenablog.com

 

ミスのチェックでミスを自己完結させる

 

最後にミスのチェックをすること。

ミスをしたときにそれを放置することは重大な損害を引き起こします。

他人に迷惑がかかるとその人との調整をする必要が出てきます。

その調整がものすごく面倒なものなんですよね……。

 

建物の建材が抜かれていたり、コンクリートがひび割れていたり、

そういったミスを放置した結果生じた不都合は多くの場合大きな代償を払う必要があります。

 

労力だけですめば、まだマシな方です。

信用を失ってしまえば、もう仕事をすることすらもできないほどに追い詰められます。

 

正確性を重視することは短期的には仕事を遅くしてしまいます。

しかし、長期的に見れば、ミスというコストを減らすことになります。

 

これが1日・1週間・1ヶ月・1年と積み重なっていけば、仕事の速さは大きく変わります。

 

まずは正確性を重視することに慣れましょう。

慣れるのにかなり時間がかかるので、可能な限り早く始めましょう。

私は4年ぐらいかかってますね。

 

急がば回れ」はどのように時代が変わっても朽ち果てない

 

急がば回れ」という格言があります。

急いでいるときこそ正確性を、安全性を重視したほうが

結果的に早く目的地にたどり着けるよ。

そういった意味のことわざです。

 

仕事には期限があります。

私の場合は、ブログで毎日20時までには必ず1記事を上げる約束をしています。

 

記事を書けていないのに20時が近づいてくると焦ります。

それでも正確性を重視すべきなのです。

 

焦っている状態で書いた記事は正直に言うと出来は良くないと思います。

誤字脱字も多いでしょう。

文脈の前後がつながっていないでしょう。

 

だからこそ、急いでいるときこそ回り道をするのです。

残り時間からどれだけ記事のクオリティを上げられるか計画を立てる。

自分の体調を整えるために休憩する。

あえて3回校正をしてみる。

 

急いでいるときは必ずミスが多くなるものです。

それでも力づくで自分をゆっくりと動かしましょう。

結果的にはそれが早さに繋がります。

 

 

まとめ

 

今回は仕事において最も重要なのは速度であり、それを達成するための最適な手段が正確性であるというお話をしました。

 

仕事では必ず速度が求められます。

それに焦って、ついつい正確性を疎かにしてしまうでしょう。

 

しかし、

正確性を疎かにすれば、ミスが増えます。

ミスが増えれば、修正作業が増えます。

修正作業が増えれば、仕事が増えます。

 

すなわち、速度を重視することと正確性を重視することは実質的に同じ意味を持つということです。

 

もともとはタイピング練習の秘訣から思いついたことですが、

どのような仕事においてもこの法則は成り立つのではないかと思われます。

 

最大のコストはミスの修正なのですから。

 

みなさんも休憩などを駆使して、ミスを減らすことができるように祈っております。

 

ここまで読了ありがとうございました。