うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

話を長くしないための3つの方法

はじめに

考えをまとめることが苦手なほうじょうです。

今回は

話が長くなりがちで困っている方のために書いた記事です。

実は話が長くなるのは単純に話が長くなるような話し方をしているからです。
知っているか知らないかの問題です。

この記事で話を短くするための秘訣を読者のみなさまにお伝えしたいと思います。

なぜ話が長くなるのか

皆さんはこのようなお話を聞いてどう思いますか?

「えー、本日はお日柄もよいですが、私はこういう暑い日が割と好きなのですが、その理由は、えっと、皆様は暑い日が苦手だと思うのですが、私は好きなのです。えーと何を話そうとしたんだっけな……」

いったい何が言いたかったんだ……。
そう思った方がほとんどだと思います。

当然私もそう思います。

ただ一つ言わなければならないことがあります。
かつての自分がこんな話し方をしていた、ということです。

今ならばこの文章を

「私は暑い日が好きです。
理由は景色がきれいでかげろうが見えるのは暑い日の特権だからです。
みなさんは暑い日が苦手かもしれません。
ですが、私はやっぱり暑い日が好きです」

と変えます。

文章をわかりやすいものに変えるための工夫をこれから説明いたします。

話を短くするための3種類の工夫

最初の文章も後の文章も言いたい内容は全く変わりません。
しかし、後の文章だと同じ文章量でも本当に言いたいことが言えています。

それは以下の3つの工夫をすることでできます。

  • 接続詞で文章同士をつながない

一度書き出してみる
話に優先順位をつける

接続詞を使うと話は長くなる

接続詞を多用すると自分で自分が何を言っているかわからなくなります。
理由は接続詞を利用すると無限に文章をつなげ続けることができるからです。

話が長くなりがちだと悩みを持っている方は共通して、接続詞を多用する傾向にあります。

私もそうでした。

しかし、
「○○ですが、○○です」
というのではなく、
「○○です。しかし、○○です」
としたほうがいいです。

なぜなら、私たちの記憶能力は割と低めで8秒ぐらいしか覚えていられないからです。

これを短期記憶、ワーキングメモリーといいます。

だから、接続詞を使う場合は文章を一度切り上げましょう。
切り上げてから、文頭に接続詞をつけましょう。

そうするだけで劇的に話の長さは変わります。
私達の思考の限界を知っておきましょう。

話が長くなる場合は一度書き出してみる

書き出してみることで自分の話したいことが目に見えるようになります。
目に見えるようになれば、どれぐらいの話を自分がしたいのかがわかってきます。

書き出すのが面倒ならば、パソコンで打ち込んでもいいです。
とにかく形にしてみることが重要です。

話に優先順位をつける

話の全体像がわかりましたら、優先順位をつけましょう。
優先順位をつけることで
「これ別に言わなくてもいいな」
とか
「これは必ず言わないといけない……。
 これが言いたかったんだ!」
という気付きを得ることができます。

優先順位をつけることは話をするうえで最も重要です。
優先順位をつけないまま話をすると、すべての話の内容が同じ程度の価値になってしまいます。
それでは、本当に伝えたいことが伝えられなくなります。

自分のためにも相手のためにも話は短く

まず、話が長くなるのは自分のためになりません。
なぜなら、自分でも何を言っているのかがわからなくなるからです。

そして、もちろん相手のためにもなりません。
自分ですら何を言っているのかがわからないのに、
相手が理解できるわけがありません。

「結論から話す」というのは実は
「一番重要なことを最初に言ってから話始める」という意味なのです。

まとめ

今回の記事は話が長くなりがちで困っている人のために書きました。

かつて私も話が長くなりすぎて、本当に伝えたいことが伝わらないという悩みを抱えていました。

しかし、話に優先順位をつけることやそのために話を書き出すことを身に着けてからは話が伝わらないという割合が非常に少なくなりました。

さらに
「接続詞を話の中で使ってはいけないのでは?」
と気づきました。

この試みはさらに私の話を整理してくれました。
一つの文章が短くなり、相手に伝わりやすくなったのです。

話が長くなる傾向を直すのは割と根気がいることです。
しかし、話を短くすれば、あなたの言いたいことが確かに相手に伝わるようになります。

根気と労力を注ぎ込むだけの価値はあります。
私が保証します。

話が長くなるとお悩みの方が明快に相手に話を伝えられるようになることを望んでいます。

読了ありがとうございました。