うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

ネタはあるのに形にできないときにする4つのこと

 

ネタはいくらでもあるのになぜか書けなくなってきている、ほうじょうです。

 

皆さんはネタ帳に10以上ネタがあるのに、どれも形にならないという経験をされたことはありますか?

 

実は現在の私がまさにその状態なんです……。

 

そこでせっかくなので、ネタ切れというわけではないのに、

なぜか書けない・まとまらない、そんな状態から脱するためにすべきことを

5つ取り上げてみました。

参考になれば幸いです。

 

1.記事の読者を決める

 

記事を書けない場合、だいたい誰に向けて書いているのかわからなくなっています。

ですが、誰が対象なのかわかれば何を書くべきでないのかがわかります。

この記事の場合、対象はネタ切れで困っている人向けですね。

 

ということはネタ切れから脱したい人向けの記事なので、

ネタ切れ関連以外の話は最小限に留める必要があるでしょう。

 

 

もう一つ例を挙げます。

私は先程まで「平和のためならば何人犠牲にしていいか」みたいな記事を書こうとして失敗しました。

全く読者層が想像できなかったからです。

 

誰が読むか、

人を不快にしてしまわないか、

自分の知識は十分か、

 

それらの懸念点が私の指を全く動かしませんでした。

つまり、何を書いてはいけないかがわからないのです。

タブーに対する知識が圧倒的に足りていないことが記事を書く上での妨げになっている可能性があります。

 

誰のために書くのかを明確にしましょう。

 

2.知識を収集する

 

読者層を想定したら、次にすることはリサーチです。

読者がどのような知識を求めているのか。

それは現在の自分が持っている知識なのか。

それとも、リサーチをする必要があるのか。

 

判断を求められます。

 

具体的には自分がなぜその記事を書こうと思ったのか、

どのような経験をしたのか、

そしてその経験をどのようにして検証したのか、

それらを考えるべきです。

 

例えば、先程挙げた「平和のためならば何人まで犠牲にしても良いか」

という記事に関連する知識を挙げるとすれば、

 

ロッコ問題・ファットマン問題、現実の戦争とそれに付随するコラテラル・ダメージについてなどなどです。

これ以外にも想定する読者に合わせて論題を取捨選択する必要があります。

 

実はこれは書くまで完全に忘れていました。

書かないと思い出せないのです。

 

ということはまずは知識を一覧化して形にする必要があります。

 

3.知識を整理し、一覧化する

 

知識を一覧化する方法は様々あります。

単に日記を書くとかマインド・マップを使うとか、アウトラインを作るとか、

自分にあった方法を使いましょう。

 

 

ですが、ヒトはなぜ記憶を整理し、一覧化する必要があるのでしょうか?

ヒトの記憶には限界があるからですね。

 

ヒトの短期記憶は7秒程度しか持たないと言われています。

それを補うために文字を利用したり、図形を利用したり、最近イチオシのマインド・マップを利用したり。

 

とにかく目に見えるようにして何度も確認できるようにするべきです。

そうすれば、想定する読者がわからなくても、なんとなくわかってきます。

 

4.まとめた知識を取捨選択する

 

何度も例として挙げますが、「平和のため……、以下略」において、

平和に対して自分はどれぐらいの価値を感じているのか、

平和とは何か、

平和とは自分に対する平穏であり、他人の平和は想定されないとか、

しかし、そんな平和を倫理上許しても良いのか、

いやいや、必要な犠牲でしょう、現実も実際その様になっている、

そのような犠牲のもとに成り立つ平和など……、うんぬん。

 

といったような堂々巡りが始まり、結論が定まらないことがわかります。

 

ということははじめから結論を出すことを目的に書くべきではないということがわかります。

非常に難しいことを書こうとしていたようです。

自分事ながら大変だなと感じます。

皆さんは難しいことを難しいままにしておくのはやめておきましょう。

 

さて、この「平和…、略」記事で想定する読者は安穏として今生きている現状に不安や憤りを感じている方でしょう。

つまり、上の堂々巡りをしたことがある方向けに、思考を整理するための機会を提供するというのが記事の方向性として良さそうです。

 

ということは可能な限り平和とは何かを具体化して、分類すること。

平和と人間の生命の価値の比較。

生命と他の何も比較できないという生命神聖論の紹介をすべきですね。

 

長くなりましたが、とにかく見に見える形で整理することが重要です。

先程まで思考停止していたはずなのにすらすらと書くべきことが思い浮かびました。

 

まとめ

重要なことは

  1. 読者を定め
  2. 読者に合わせて知識を収集して
  3. 知識を一覧化し
  4. 知識をまとめる

 

といった一連の手順をとりあえずやってみることです。

読者がいなければ、伝えるべき相手不在でそれはコミュニケーションではなくなり、

単なる独り言となります。

独り言を延々と続けるのは意外と難しいものです。

 

読者が定まれば、習得すべき知識がわかります。

インターネットで収集できるのか、本でなければ収集できないのか、

とりあえず調べてみましょう。

 

そして、収集した知識は今まで得てきた知識も合わせて形にしましょう。

とにかく関係するであろうこと、思いつき、すべて書き示すべきです。

本当に関係があるのかを決めるのは後ですることです。

その段階ではひたすら形にすることだけに努めましょう。

 

そうして形にした知識から必要なものをとりあえずアウトライン形式で並べてみましょう。

そうすれば、後は肉付けするだけです。

 

肉付けする段階になれば、もうすでに知識は出揃っていますし、

割とすんなりと書くことができるでしょう。

 

今回の記事もそんな感じでできました。

とにかく行動あるのみ、それでいてその行動は特定の方向に向けて。

まとまった記事は読む人にとっても書く人にとっても楽なものです。

 

ちょっとした手間をかければ、まとめることができるのならば、

まとめたほうが楽なので、みなさんもぜひお試しください。

 

ここまで読んでいただき感謝します。

ネタ切れと無縁になれればいいですね。