うたかたのあとさき

泡沫のごとく儚き想いを形に

間違いを指摘するときの作法 5W1Hの法則

 

はじめに

 

間違っているときは間違っているといってほしい、ほうじょうです。

 

今回は

 

何かおかしいぞ?

間違っているんじゃないか?

 

そういうことを感じた時、穏便に指摘する方法をお伝えします。

 

理由なしの指摘

 

私は1度公立学校を名乗る刑務所に無実の罪で放り込まれたことがあります。

そこで一度「うるさいから授業中に質問するな」と言われたことがあります。

 

それは教師によるものでした。

しかも、その指摘はクラスメイトのだれかで

そのクラスメイトはだれか言えないとその教師を名乗る鬼は言いました。

 

さらに具体的にどの質問がうるさかったか、結局最後まで教えてくれませんでした。

 

私はその教師を名乗る鬼畜生とクラスメイト全員すべてを許さないことにしました。

クラスメイトのだれが私の敵かわからなかったからです。

非常に効果的な戦法です。

効率的に私の精神を布切れをまとったお猿さんたちは責め立てました。

 

こういうやり方もあるのか!と驚くと同時に

公立学校という名の刑務所ではこんなことが当然まかり通る世界なんだなあ。

自分の知っている世界とは違ったなあと思いました。

 

というわけで同窓会の参加も拒否しました。

あえて再犯を犯して彼らと交わる必要はありませんからね。

 

理由なしの指摘とはこういうものです。

人を怒らせます

人にむやみに改善を要求することは敵対と変わりません。

 

だからこそ、指摘には具体的な理由と具体的に間違っている点と具体的な改善点が必要なのです。

 

皆さんは敵をたくさん作りたいですか?

ならば、理由なしの指摘をたくさんしましょう!

 

いつかあなたの望む通り、孤立無援にまで自分を追い込むことができるでしょう。

 

理由なしの指摘は人格否定と変わらない

 

というわけで長々と自分の経験を語りましたが、このお話をしたのは理由があります。

どこを改善すればいいのかわからない場合、すべてを改善する必要があるということを

お伝えしたかったからです。

 

つまり人格の全否定です。

ありとあらゆるすべての個性を疑わされるわけです。

これを人格否定といわずしてなんと呼びましょうか?

 

理由を添えて、間違いを指摘しよう

 

はい、理由なしの指摘は人格否定であることは伝えました。

じゃあ理由があるならば、どんな指摘でもいいのかという疑問もわくかもしれません。

 

そんなことはありません。

理由は相手や状況に合わせて変更しなければなりません。

 

そんな柔軟な対応は難しい?

そういう場合は5W1Hの法則を使いましょう!

 

理由具体的にする5W1Hの法則

 

皆さんも聞いたことがある方はいらっしゃるでしょう。5W1H

 

あれです。

英語の疑問詞を6つまとめたものです。

 

Why :なぜ

What :何を

When :いつ

Where :どこで

Who :だれが

How :どのように

 

Do :した

 

これら6つを合わせて5W1Hといいます。

指摘をするときはこの6つをすべて明確にしましょう。

そうすれば相手は何を改善してほしくて、改善によってどのような効果があるのか。

知ることができます。

 

ということは皆さんが望むように相手が改善してくれる可能性が高まります。

この方法は指摘する側・される側、どちらにとってもメリットがあります。

 

改善を求めるか・ストレス発散を求めるか

 

皆さんは指摘をするとき、何を目的にしていますか?

その癖を直してほしいと考えていますか?

 

たぶんそこまでは皆さん同じでしょう。

しかし、そこから先は違います。

 

単にストレス発散を目的とするならば、5W1Hの法則など使わなくともよいからです。

皆さんは一時的な気持ちよさのために指摘をしますか?

それとも相手にその癖を直してもらえるように手助けするように指摘をしますか?

 

このような目的の違いは指摘の質に大きな差を生みます。

 

なにせ改善を目的としていない指摘もあるからです。

単なるストレスの押し付けのための指摘もあるわけです。

 

そんなものは単なる人格否定と変わりません。

人間であることを望むならば、やめましょう。

 

あなたは一時的な快楽のために永遠の敵を作りますか?

それとも相手の環境が良くして永遠の友を作りますか?

 

まとめ

 

人はだれしも間違うものです。

世の中複雑ですからね。

 

そういう時にきれいに間違いを指摘してくれる人は宝です。

大切にしましょう。

 

雑な指摘をする人は敵です。

無視しましょう。

 

そして、あなたがきれいに間違いを指摘できたとしたら?

もちろんあなた自身も宝です。

大切にされます。

 

逆に雑に指摘をしたとしたら?

当然あなた自身も敵です。

無視されます。

 

このように指摘一つとってもマナーがあります。

マナーを間違えてしまえば、敵を作ってしまいます。

 

間違いを指摘するときはやはり緊張するものです。

相手を怒らせてしまわないか……。

自分の意図が伝わらないのではないか……。

 

そういう懸念があるでしょう。

 

怒らせないためにはコツがあります。

まずは相手の意図を理解すること。

そして5W1Hの法則を利用すること。

 

もしも無意識の行動ならば、ちょっとした指摘でもすぐに改善してくれるかもしれません。

 

多分みなさんも無意識の癖を5W1Hの法則で指摘されたら、そういう癖があったのか!

気を付けてみようかなと思うでしょう。

 

しかしそれでも癪に障ることはあると思います。

 

例えば、理由なしの指摘です。

理由なしの指摘は実質的に人格否定です。

 

なぜならば、お前のすべてを改善しろという命令と同義だからです。

理由なしの指摘は相手の人格すべてを否定しうる最恐の凶器です。

 

間違いの指摘には全く向きません。

お前のすべてを否定するという意思表示になりかねません。

注意しましょう。

 

私は今でもなお恨む骨髄に至ります。

骨の髄まで人間を名乗るお猿さんたちを恨んでいます。

 

しかも毛皮を持たなくて、かわいくないですからね。

そんなのは全く価値を持ちません。

 

理由なしの指摘でこんなことを考える敵を量産できます。

たくさんの敵に囲まれて、無様に死ぬことを望むのならば、

理由なしの指摘は非常に効率的です。

 

そして例えば自分の間違いに気づいたとき、たぶんストレスを感じるでしょう。

しばらく考えるでしょう。

間違いを正すべきか。

放置するべきか。

 

自分の間違いですらそうなのです。

相手の間違いならばもっとストレスを感じて、もっと考える必要があります。

 

だからこそ指摘のマナーをわきまえましょう。

むやみな戦いを防ぐためです。

 

戦うのはエネルギーがいります。

そんなことにエネルギーをかけている暇があるのならば、

指摘の仕方にエネルギーを注いだほうが効率的です。

 

皆さんが効率的に敵を作る人ではないことと

指摘の方法に悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。

 

ご読了ありがとうございました。